ナフサの輸入動向 — 輸入量・輸入元・価格推移

日本のナフサ輸入量、輸入元国別シェア、単価推移をHSコード2710.12-181のリアルタイム貿易統計から解説します。

最終更新: 2026-05-18

ナフサは原油を蒸留して得られる軽質油の一種で、エチレンやプロピレンなど石油化学製品の基礎原料として使われます。日本は石油化学コンビナートが集積しているため、原油の輸入と並んでナフサそのものを大量に輸入しています。

直近24ヶ月の輸入金額推移

下の月次チャートは日本のナフサ輸入金額(円ベース)の推移です。原油価格と為替の影響を強く受けるため、上下動が大きいことが特徴です。

輸入数量の推移

数量ベースで見ると、為替や原油価格の変動に左右されにくく、国内の石油化学設備の稼働状況や定期修繕タイミングを反映します。

単価(円/KL)の推移

金額を数量で割った単価です。ドバイ原油・WTIなど指標原油の動きと、円ドルレートの両方を映し出す指標になります。

輸入元国別シェア(直近12ヶ月)

ナフサの主要な輸入元は中東(UAE、サウジアラビア、カタール)と東南アジア(シンガポール、マレーシア)が中心です。中東依存度が高く、ホルムズ海峡情勢の影響を受けやすい品目です。

  1. 1.アラブ首長国連邦
    28.5%
  2. 2.クウェート
    20.2%
  3. 3.カタール
    19.3%
  4. 4.大韓民国
    9.7%
  5. 5.ペルー
    6.2%
  6. 6.アメリカ合衆国
    4.0%
  7. 7.バーレーン
    3.8%
  8. 8.インド
    2.7%
  9. 9.イラク
    1.0%
  10. 10.シンガポール
    0.6%

最新月の主要指標

20265月の輸入
1,774億円
前年同月比
+78.7%
輸入数量
1,431,463 KL

関連 HS コード

ナフサは日本貿易統計上、HSコード 2710.12-181(揮発油(石油化学製品の製造に使用するもの))に分類されます。同じ揮発油でもピストン式内燃機関の燃料用は 2710.12-110、その他用途は 2710.12-189 など別コードになるため、検索時は分類に注意が必要です。

データソース

  • 財務省貿易統計(customs.go.jp
  • 速報・確報・9桁速報の公表スケジュールに従って毎日10:00 JSTにKouroが同期しています

本記事のデータはKouroが財務省貿易統計から日次で取得した最新値を表示しています。最終更新: 2026-05-18